レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーとは何かについて解説します。
そもそも「サーバー」とは? サーバーの役割は?
サーバーという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、そもそもサーバーとは何なのか、よく知らない人も多いのではないでしょうか。
サーバーとは、パソコンやスマホなどから送られるリクエスト(要求)に対して、保管している情報を提供するコンピューターのことです。
この説明だど分かりにくいと思うので、もう少し簡単に説明します。
作ったWebサイトのデータを自分のパソコンに入れたままでは、自分しか見ることができません。
誰でも見れるようにするには、インターネット上で公開する必要があります。
公開するために、Webサイトのデータをインターネット上で保管しておく場所がサーバーです。
パソコンやスマホなどでWebサイトのURLにアクセスしたとき、サーバーは保管しているWebサイトのデータを表示してくれます。
サーバーがこのような動きをしてくれるので、ユーザーはWebサイトを閲覧することができます。
また、メールアドレスを使うためにもサーバーが必要です。
サーバーにメールアカウントを登録し、パソコンやスマホで送受信するための設定をすることで、メールアドレスを使うことができます。
Webサイト作成においてサーバーは「インターネット上で、Webデータを保管しておく場所」と覚えておきましょう。
Webサイトのデータを保管しているサーバーにアクセスすることで、Webサイトを閲覧できます。
特に意識していなかったですが、インターネットでWebサイトを見ているときは、サーバーにアクセスしていたのですね。
レンタルサーバーはサーバーの貸し出しサービス
本来、サーバーを使うにはサーバーの専門知識が要るため、初心者が使うのは難しいです。
また、自分でサーバーを運営するには、サーバー用のコンピューターを購入し、設置する場所を確保しなくてはいけません。
24時間365日、起動させたままなので電気代が掛かりますし、問題なく稼働しているか常に監視しておく必要があります。
そこで、本来は難しくて、手間や費用が掛かるサーバーを、初心者でも簡単に、低コストで利用できるようにしているのがレンタルサーバーです。
使いやすい管理画面で、様々な設定ができるようになっているので、難しい知識は要りません。
月単位や年単位の契約で、必要な期間のみレンタルして、気軽にサーバーを利用できます。
また、料金は月額500円位からあるので、費用を低く抑えることができます。
当サイトでご紹介しているレンタルサーバーはどれも、解りやすい管理画面が用意され、マニュアルページも充実しています。
初心者でも、安心して使えるレンタルサーバーばかりです。
サーバーってなんか難しそうですけど、私でも大丈夫かな…。
サーバーについて難しいイメージを持っている人も、レンタルサーバーを利用すれば、簡単にサーバーを利用できます。
レンタルサーバーが要る場合について
作成したWebサイトのデータを保管しておく場所がサーバーです。
そのため、Webサイトを作成・運営するには、必ずサーバーが要ります。
しかし、当サイトで紹介しているホームページ作成サービスやネットショップ作成サービスは、サーバー込みのサービスなので、レンタルサーバーを申し込む必要はありません。
レンタルサーバーを申し込む必要があるのは、サーバー込みのサービスを利用せずWebサイト作成する場合です。
WordPressを導入したり、HTMLなどのコードを1から書いてWebサイト作成するのであれば、レンタルサーバーを申し込みましょう。
ホームページ作成サービスを利用しようと思っていましたが、別でレンタルサーバーも申し込むところでした。
Webサイト作成をするなら基本的にサーバーが要るのですが、サーバー込みのサービスを利用する場合のみ、サーバーは不要です。
レンタルサーバーの契約について
レンタルサーバーは、各レンタルサーバーのホームページからオンラインで申し込むことができます。
レンタルサーバー会社やプランによっても異なりますが、下記の費用が必要です。
契約期間は1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月・12ヵ月など、レンタルサーバー会社やプランによって様々です。
同じプランであっても、長期契約をすることで、月額料金がお得になるレンタルサーバーが多いです。
もし、長くレンタルサーバーを使う予定であれば、複数年の長期契約がオススメです。
サイトを運営する目的でレンタルサーバーを借りる場合、長期的に運営する前提であることが多いと思うので、お得な長期契約がオススメです。
3年契約だと、だいぶお得になるレンタルサーバーもありますよね。
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レンタルサーバーの特徴
レンタルサーバーの特徴は以下のとおりです。
- ドメインと関連付けられる
- Webデータを保管できる
- メールアドレスを作成できる
- WordPressを簡単にインストールできる
- セキュリティ対策がされている
ドメインと関連付けられる
ドメインとは、インターネット上での住所のようなもので、WebサイトのURLや、メールアドレスに使われています。
例えば、当サイトであれば「hp-labo.com」がドメインです。
取得したドメインを使うには、レンタルサーバーに登録しておく必要があります。
ドメインを登録することで、そのドメインを使用したURLでWebサイトが表示できたり、メールアドレスを使うことができます。
そのため、ドメイン登録は、契約したレンタルサーバーを使い始めるにあたって、最初の方に行う作業です。
ちなみに、ドメイン側の管理画面でも、サーバーと関連付けるための設定が必要です。
この作業を「ネームサーバーの設定」と言います。
レンタルサーバーでドメインを登録しただけで使えるのなら、ドメイン所有者ではない人でもドメインを使えてしまいます。
そこで、ドメイン側で「どのサーバーを利用するのか」指定しておく必要があり、これがネームサーバーの設定です。
ネームサーバーの設定は、初心者が忘れがちなポイントなので、気を付けてください。
Webデータを保管できる
Webサイトのデータを自分のパソコンに保存しているままでは、一般ユーザーがWebサイトを閲覧することはできません。
インターネットを通じてWebサイトを閲覧してもらうために、レンタルサーバーにアップロードする必要があります。
ドメインと紐付けされているレンタルサーバーに保管して、インターネット経由で閲覧できる状態にしておくことを「Webサイトを公開する」と言います。
公開することで初めて、WebサイトのURLでアクセスできたり、検索結果で表示されたりします。
メールアドレスを作成できる
独自ドメインをレンタルサーバーに登録した後に、メールアドレスを作成できます。
例えば、独自ドメインが「sample.com」だとすると、ドメインの前に「アカウント名」と「@(アットマーク)」を付けて、「name@sample.com」のようなメールアドレスを作成できます。
利用するメールソフトなどで、メールを送受信できる設定をしておけば、レンタルサーバーを経由してメールのやり取りができます。
どのレンタルサーバーも、管理画面にて簡単にメールアドレスの作成ができるようになっています。
WordPressを簡単にインストールできる
WordPressとは、世界でも日本でもダントツで1番人気のCMS(コンテンツ管理システム)です。 WordPressを導入すると、Webサイトの作成や運営で様々なメリットがあります。
WordPressを使い始めるには、まずサーバーにWordPressをインストールする必要があるのですが、本来、WordPressのインストールは、結構な手間が掛かります。
まず、WordPress公式サイトからWordPressをダウンロードすることから始まります。
ダウンロードしたWordPressを、FTPソフトを利用してサーバーにアップロードし、必要な設定作業を行います。
そして、ブラウザを利用して、ユーザー名・パスワードなどの設定や、データベースとの紐付けを行いインストールします。
上記のような手間が掛かってしまうので、WordPressのインストールを1から行うのは、プロであっても少し面倒な作業です。
初心者であれば、インストールで挫折してしまう人も少なくないでしょう。
しかし、当サイトでご紹介しているレンタルサーバーはどれも、WordPress簡単インストール機能があるので、簡単にインストールできます。
管理画面にて簡単な操作をすれば、最短1分でWordPressをインストールできます。
セキュリティ対策がされている
Webサイトを運営していると、外部からの不正アクセスなどのリスクがつきものです。
特に、WordPressを導入したサイトは、管理画面に不正アクセスしようとされることがあります。
世界中でWordPressを導入したサイトが多いので、ターゲットにされやすいからです。
そこで、当サイトでご紹介しているレンタルサーバーでは、様々なセキュリティ対策がされているので安心です。
とは言え、Webサイト自体のセキュリティ対策も必要なので、レンタルサーバー任せにならないように注意してください。
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レンタルサーバーを選ぶポイント
レンタルサーバーを選ぶ上で注目したいポイントは、以下の通りです。
- レンタルサーバーとしての実績は豊富か
- サイトの規模に合ったレンタルサーバーか
- コストパフォーマンスは高いか
- 表示速度が速く、高い安定性があるか
- スペックは十分か
- WordPressを便利かつ安全に使えるか
- 使いたい機能は備わっているか
- バックアップ機能は付いているか
- セキュリティ対策は万全か
- サポート体制は十分か
レンタルサーバーとしての利用実績は豊富か
レンタルサーバーとしての利用実績から、信頼性の高さを確認しましょう。
長年運営されていたり、多くのユーザーに利用されているレンタルサーバーであれば、信頼性が高いと言えます。
たくさんのレンタルサーバーがあり競争が激しい中で、不評なサービスは淘汰されていまします。
そのため利用実績は、レンタルサーバーを選ぶ上での1つの判断基準として有効です。
利用実績では、以下の項目を確認してください。
サイトの規模に合ったレンタルサーバーか
サイト規模の大小や、サイト数によって必要なデータ容量が異なります。
そのため、運営するサイト規模に合ったレンタルサーバーや、プランを選択することが重要です。
格安プランだと、独自ドメインを1つしか使えない場合もあります。
最初は1つだけのつもりでも、新たにサイトを作成して増えていく可能性もあるので、将来の予測も含めて選んでください。
サイトの規模に合ったレンタルサーバーかどうかは、以下の項目を確認してください。
コストパフォーマンスは高いか
あなたも、できるだけ費用を掛けずにレンタルサーバーを利用したいと思います。
ただし、安ければ良いという訳ではなく、レンタルサーバーは「利用料金」と「サービス内容」のバランスが大切です。
なぜなら、安すぎるレンタルサーバーだと、低スペックであったり、性能や機能がイマイチなことも多いからです。
どのくらいの利用料金なら適切なのかは、あなたが求めているスペックなどによって異なります。
一般的なサイトを数サイト運営したい場合の目安としては、月額料金¥1,000前後です。
ただし¥500位でも、信頼できるレンタルサーバーで、必要なスペックが備わっているなら問題なく利用できます。
利用料金については、以下の項目を確認してください。
表示速度が速く、高い安定性があるか
サイト運営において、サイトの表示速度は重要です。
表示速度が遅かったり不安定なサイトは、以下のデメリットがあります。
- 表示速度が遅いと、アクセスしてくれたユーザーが離れてしまう。
- SEO対策では表示速度も重要なので、検索順位に悪影響が出てしまう。
- バズって大量のアクセスがあっても、負荷に耐えられず機会損失の可能性がある。
そのため、表示速度が速く、高い安定性があることは、サイト運営で必須です。
表示速度と安定性については、以下の項目を確認してください。
- 高速化のための対策や機能
- 安定性確保のための対策や機能
スペックは十分か
レンタルサーバーを選ぶ上で、公式ホームページで公表されているスペックにも注目してください。
とは言っても「何を見たらいいのか分からない」という人も多いと思います。
スペックについては、以下の項目を確認してください。
CPU |
CPUは、サーバーの処理速度を決定づける部分です。 数値が大きいほどスペックは高いです。 |
メモリ |
メモリは、CPUが処理を実行するスペースで、同時に処理できる量に関係します。 数値が大きいほどスペックは高いです。 |
ストレージ |
ストレージは、Webのデータを保管する場所で、HDDよりもSSDの方が高速です。 |
転送量 |
転送量は、サイトにアクセスされたときに、サーバーからユーザーの端末(パソコンやスマホなど)に送られるデータの合計量のことです。 1日や1ヶ月の期間で、 転送量の上限値が決められています。 |
スペックは高いほど良いですが、高いほど利用料金が高くなる傾向があります。
そのため、スペックと予算のバランスを考慮して選んでください。
WordPressを便利かつ安全に使えるか
WordPressは、世界でも日本でも人気のCMS(コンテンツ管理システム)です。
WordPressサイト構築が目的で、レンタルサーバーを申し込む人も多いです。
WordPressを便利に使える機能が備わっているかは、WordPressを使う人は必ず確認してください。
また、人気がゆえにセキュリティ的なリスクもあるので、WordPressのためのセキュリティ対策ができるかも大切です。
WordPressを便利かつ安全に使えるかは、以下の項目を確認してください。
- WordPress簡単インストール機能
- WordPress簡単引っ越し機能
- WordPress向けのセキュリティ機能
使いたい機能は備わっているか
レンタルサーバーを便利に使うには、機能性も大切です。
あなたが求めている機能が、標準で備わっているかどうかを確認してください。
多くの人が気にする機能は、主に以下の通りです。
- マルチドメイン(使用できる独自ドメインの数)
- 無料SSL
- バックアップ機能(万が一に備えてWebデータをバックアップ)
- WordPress関連の機能(簡単インストールや引っ越しなど)
バックアップ機能は付いているか
サイトを運営していると、誤ってWebデータを紛失してしまう可能性もあります。
すべてを失うだけでなく、誤った操作をしていまい「元に戻したい」ということもあり得ます。
そのようなときに、Webデータのバックアップがあると安心です。
レンタルサーバーによっては毎日、自動的にバックアップしてくれて、一定の期間保管してくれる機能が備わっています。
バックアップ機能については、以下の項目を確認してください。
- バックアップ機能はあるか?
- バックアップ機能がある場合は無料か、別途費用が必要か?
- バックアップは自動か手動か?
- バックアップデータは何日間保管してもらえるか?
セキュリティ対策は万全か
サイトを運営するといくことは、常にセキュリティ的なリスクを抱えていることになります。
特に、WordPressサイトは、管理画面への不正アクセスのリスクもあるので、より強固なセキュリティ対策が必要です。
セキュリティ対策については、以下の項目を確認してください。
- WAF設定(Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃への対策)
- FTPアクセス制限(FTPでの接続可能なIPアドレスを設定できる機能)
- WordPress関連のセキュリティ機能(ログイン試行回数制限、国外IPアドレスからのアクセス制限など)
サポート体制は十分か
レンタルサーバーのサポート体制は、使い方で困ったときやトラブル発生時に、早く解決できるかどうかに関わってきます。
レンタルサーバーでよくあるサポートは以下の通りです。
また、有料オプションとして以下のサポートを用意しているレンタルサーバーもあります。
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