ホームページの原稿の作り方【4ステップで原稿作成完了】
ホームページの原稿は、どうやって作れば良いの?
ホームページの原稿を作るときに気をつけることある?
今回は、ホームページの原稿の作り方に関する、上記のような疑問にお答えします。
本記事の内容
- ホームページの原稿の作り方【4ステップ】
- ホームページの原稿の作るときの注意点
- ホームページの原稿作成の心がまえ
本記事の執筆者
こんにちは、ホームページ自作ラボ管理人のリュウです。
私は、現役のWebデザイナーとして、ホームページ制作会社の代表をしています。
本記事は、以下のような人にオススメです
- どういう手順でホームページの原稿を作れば良いのか分からない。
- ホームページの原稿作成は気が重い。
本記事を読むことで、ホームページの原稿の作り方について知ることができ、原稿作成作業が捗ります。
結論を先に言うと
ホームページの原稿作成は、少しのコツを知って実践するだけで格段に捗ります。
原稿作成に対しての苦手意識が減ると、よりホームページを充実させて活用できるので、メリットが大きいです。
では、ホームページの原稿の作り方について徹底解説していきます!
このページの目次
ホームページの原稿の作り方【4ステップ】
初心者が、いきなり文章を書き出すことはお勧めできません。
やみくもに書いて行っても、後で見返すと、まとまりのない文章になってしまう可能性が高いです。
実はライティングのプロも、下記のような流れで原稿作成していることが多いです。
順序立てて進めて行くと、原稿作成がスムーズにできます。
(1)各ページに載せる内容を大まかに書き出す
文章を書き出す前に、骨組みを確定させる作業を行います。
ページ毎に、載せる内容を大まかに書き出してください。
要らないものは後で消せば良いので、まずは思い付くままに書き出して大丈夫です。
例えば、下記のような感じです。
トップページ
ブログ新着記事、あいさつ文、サービス案内ページへの誘導
サービス案内
サービス内容、料金案内
会社情報
社長メッセージ、会社概要
お問い合わせ
電話番号、お問い合わせフォーム
もしページ構成が決まっていない場合は「ホームページのページ構成を考えよう」を参考に、作るページを先に決めてください。
(2)大見出し・中見出しを決める
それぞれのページの「大見出し」、そして必要に応じて「中見出し」「小見出し」を決めましょう。
見出しを先に決めることで、ホームページ全体の骨格が見えるので、文章を書きやすくなります。
例えば、下記のような感じです。
※【】内が大見出し、「」内が中見出し。
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【弊社サービスの特徴】「こだわり」「メリット」
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【サービスB】「サービス内容」「料金」
【サービスC】「サービス内容」「料金」
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【会社案内】「経営理念」「会社概要」「会社沿革」
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【お電話でのお問い合わせについて】
【お問い合わせフォーム】
(3)文章を書く
それぞれの見出しの下に入れる文章を書きます。
もし文章が長くなるようであれば、1つの大見出しの中に「中見出し」を作り、小分けにした方が読みやすいです。
なお、この段階では完璧な100点満点の文章を目指さず、50点を取るつもりで書いてください。
理由は、ここで一つ一つの文を見直し修正していると、なかなか前に進めずゴールが見えにくくなるからです。
また、全体を書き終えてから見ないと気付かないことも多いので、まずは一通り書き終えることが大事です。
(4)文章を読み返して修正する
改めて読み返してみると、「表現を変えた方が良い文」や「追加・削除したほうが良い文」があることに気付くものです。
文章を読み返して、修正をして行きましょう。
ちなみに、最初に書いた直後よりも、例えば翌日など時間をあけてから読み返した方が、より気付きが多いと思います。
この段階でも、100点満点を目指す必要はなく、80点位で大丈夫です。
なぜなら、どういう状態なら100点なのか、そもそも分からないからです。
それなのに100点を取ろうとしてしまうと、「あーでもない、こーでもない。」と修正を繰り返し続けて、なかなか完成にたどり着けません。
ホームページの良いところは、チラシなどの紙媒体と違い、完成後も何度でも修正できることです。
ひとまずホームページを完成させて公開してから、修正点に気付いたときに随時修正しましょう。
修正が一通りできましたら、これで原稿の完成です。
ホームページで必要な箇所に入れて行きましょう。
ホームページの原稿の作るときの注意点
文章の書き方のコツについて書き出すと膨大にあるので、ここでは初心者の方に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
ユーザーの立場を考えて書く
ホームページを閲覧するユーザーの立場は様々です。
自社のことや、自社の業界のことについての知識がどの程度あるか、ユーザーによって様々です。
そこで、初めてホームページを訪れた、自社のことや、自社の業界のことについて詳しくないユーザーの立場を考えて書きましょう。
自分が解っていることは、ついユーザーも当たり前に知っていると思ってしまいがちです。
例えば、「業界で使われている専門用語」には気を付けなくてはいけません。
ホームページを見てほしい対象が、同じ業界内の人で、当然のようにその専門用語を知っている前提であれば問題ないです。
しかし、そうでないユーザーに見てほしいホームページであれば、別の言葉に置き換えたり、補足説明があった方が親切ですね。
また、あなたの会社やお店を全く知らない人が、何に関心があり、ホームページで何を知りたいのか考えましょう。
場合によっては、社外の人(お客様や取引先など)に聞いてみるのも良いと思います。
読んでも、よく解らないホームページからは、ユーザーが離れてしまい、結果的にホームページの目的達成はできません。
1文が長くなりすぎないようにする
気合を入れて文を書いていると、ついつい1文が長くなってしまいがちです。
しかし、1文が長すぎると、伝えたいことが伝わりにくいことがあります。
長くなってしまったと気付いたときは、2文に分けられないかを考えてみましょう。
例えば・・・
【修正前】
文章を書くときに大切なことは、ユーザーにとって分かりやすい文を書くことで、そのためには1文が長くなりすぎないようにして、ユーザーの立場を考えた言葉使いをすることです。
【修正後】
文章を書くときに大切なことは、ユーザーにとって分かりやすい文を書くことです。
そのためには、1文が長くなりすぎないようにして、ユーザーの立場を考えた言葉使いをすることです。
・・・という感じです。
下の【修正後】の方が読みやすくなっていると思いませんか?
改行や段落を上手く使う
ホームページの文章は、パソコンやスマートフォンのディスプレイで見るので、紙に印刷された文章より読みにくいものです。
そこで、改行や段落を上手く使い、文章にメリハリを付けることで読みやすくできます。
普段の文章より「多いかも?」と思うくらい、改行させた方が良いです。
当サイトの記事も、ほとんどの文が「1文」で改行しています。
例えば・・・
【修正前】
ここでは文章の書き方のポイントを解説します。文章を書くときに大切なことは、ユーザーにとって分かりやすい文を書くことです。そのためには、1文が長くなりすぎないようにして、ユーザーの立場を考えた言葉使いをすることです。
【修正後】
ここでは文章の書き方のポイントを解説します。
文章を書くときに大切なことは、ユーザーにとって分かりやすい文を書くことです。
そのためには、1文が長くなりすぎないようにして、ユーザーの立場を考えた言葉使いをすることです。
・・・という感じです。
下の【修正後】の方が読みやすくなっていると思いませんか?
ちなみに、ホームページで言う「段落をつける」とは、本などの紙媒体とは少し異なります。
約1行分くらいあけて、次の文章を書き出すことです。
ホームページの原稿作成の心がまえ
ここでは、原稿作成のテクニックというよりは、マインドの部分でのコツを解説します。
原稿作成をポジティブに捉えて楽しむ
慣れない原稿作成は気が重いと思います。
忙しい日常業務の中で、原稿作成の時間を作るのは大変で、腰が重い作業かもしれません。
しかし、その原稿を読んでくれたユーザーが、あなたの会社や店舗に興味を持ち、ファンになってくれるかもしれません。
そう思うと少しワクワクしませんか?
ホームページの原稿作成は、自社の事業について改めて考える切っ掛けとなり、新たな気付きにつながることもよくあります。
その気付きが事業に活かされ、事業の成長・発展につながることは珍しくありません。
どうか、原稿作成をポジティブに捉えて楽しんでください。
最初から「完璧な原稿」を目指さない
最初から「完璧な文章」「上手い文章」を目指さなくて大丈夫です。
むしろ、目指してはいけません。
そもそも、どういう状態であれば完璧なのかは誰も分かりません。
それなのに、完璧を目指してしまうと、なかなか原稿作成が前に進まず、ホームページ作成自体が挫折してしまう可能性があります。
一度印刷してしまうと修正できない紙媒体とは違い、ホームページは何度でもすぐに修正できます。
ホームページ完成後であっても、ユーザーの反応を見て改善して行けます。
まずは、一通り完成させて、その後、より良いホームページになるよう見直して行きましょう。
ホームページの原稿の作り方 まとめ
今回は、ホームページの原稿の作り方について徹底解説しました。
少しのコツを知って実践するだけで、格段に原稿作成が捗ります。
原稿作成に対しての苦手意識が減ると、よりホームページを充実させて活用できるので、メリットが大きいです。
まずは手を動かして、少しずつでも上達させて行きましょう。