ロリポップとさくらのレンタルサーバを徹底比較!オススメはどっち?
ロリポップとさくらのレンタルサーバは何が違うの?
ロリポップとさくらのレンタルサーバのどちらが良いの?
今回は、ロリポップとさくらのレンタルサーバの比較に関する、上記のような疑問にお答えします。
本記事の内容
- ロリポップとさくらのレンタルサーバとは?
- ロリポップとさくらのレンタルサーバを様々な角度から比較
本記事の執筆者
こんにちは、ホームページ自作ラボ管理人のリュウです。
私は、現役のWebデザイナーとして、ホームページ制作会社の代表をしています。
本記事は、以下のような人にオススメです
- ロリポップとさくらのレンタルサーバの違いが分からない
- ロリポップとさくらのレンタルサーバのどちらを使うか迷っている
本記事を読むことで、ロリポップとさくらのレンタルサーバの違いについて知ることができ、ロリポップとさくらのレンタルサーバのどちらが良いか選ぶ判断材料になります。
結論を先に言うと
月額¥500位で高性能サーバーを使いたい人には、基本的にロリポップがオススメです。
ただし、バックアップ&ステージング機能やリソースブースト機能など、ロリポップにはない機能に魅力を感じる人には、さくらのレンタルサーバがオススメです。
では、ロリポップとさくらのレンタルサーバの比較について徹底解説していきます!
このページの目次
よく比較されるロリポップとさくらのレンタルサーバとは?
ロリポップとさくらのレンタルサーバは、比較されることが多いレンタルサーバーです。
それぞれについて簡単に説明します。
なお、各サービスについて別ページで徹底解説しているので、詳しい内容はそちらをご覧ください。
ロリポップとは?
ロリポップは、GMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーです。
ロリポップは、200万サイト以上の利用実績があり、レンタルサーバーとして約20年の実績がります。
月額¥99のプランからあり、気軽に使えるレンタルサーバーとして人気です。
趣味のホームページから、本格的な企業ホームページまで幅広く利用されています。
どちらかと言えば、小規模な会社や個人事業主の利用が多い印象があります。
しかし、中規模以上のWebサイトでも十分使えるスペックが備わっているので、規模は気にしなくて良いでしょう。
また、人気のCMS(コンテンツ管理システム)であるWordPressを快適に使えるように、高機能・高性能化にも力を入れています。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
ロリポップの評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
さくらのレンタルサーバとは?
さくらのレンタルサーバは、さくらインターネット株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
さくらのレンタルサーバは、2004年にサービス開始されてから、利用件数が45万件を超えており、個人から法人まで幅広く利用されています。
さくらのレンタルサーバは、幅広いニーズに応えられる多彩なプランが用意されています。
人気のCMS(コンテンツ管理システム)であるWordPressを導入できる[スタンダードプラン]でも月額524円なので、気軽にWebサイトを開設できます。
また、さくらのレンタルサーバは、安いだけではなく信頼できるレンタルサーバーであり続けられるよう、特に近年、サーバーのスペック増強や高機能化に力を入れています。
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
さくらのレンタルサーバの評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
ロリポップとさくらのレンタルサーバの料金・スペックを比較
ロリポップとさくらのレンタルサーバの料金とスペックを比較しました。
ロリポップの料金・スペック
ロリポップには5つのプランがありますが、ここでは最上位の[エンタープライズプラン]以外をご紹介します。
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピードプラン | |
月額料金 | ¥99~ | ¥220~ | ¥440~ | ¥550~ |
初期費用 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 |
ディスク容量 | 100GB | 200GB | 300GB | 400GB |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 50 | 100 | 200 | 無制限 |
独自ドメインのSSL | ● | ● | ● | ● |
MySQ | × | 1 | 50 | 無制限 |
簡単インストール | × | ● | ● | ● |
メールサポート チャットサポート |
● | ● | ● | ● |
電話サポート | × | ● | ● | ● |
自動バックアップ | × | × | × | ● |
独自ドメインの メールアドレス |
ドメイン毎に10 | ドメイン毎に300 | ドメイン毎に500 | 無制限 |
※月額料金は36ヶ月契約の場合です。
※詳しい機能比較は、ロリポップ!(公式サイト)でご確認ください。
さくらのレンタルサーバの料金・スペック
さくらのレンタルサーバでは、6つの料金プランが用意されています。
しかし、多くの人は[プレミアムプラン]以下のどれかを選ばれると思うので、その3つの比較をしました。
ライト | スタンダード | プレミアム | |
月額料金 | ¥128~ | ¥425~ | ¥900~ |
ディスク容量 | 100GB | 300GB | 400GB |
WordPress等の CMS利用 |
× | ● | ● |
WordPress高速化 | × | ● | ● |
バックアップ &ステージング |
× | ● | ● |
Webフォント | × | 月間7.5万PVまで | 月間7.5万PVまで |
マルチドメイン設定 | 20個 | 200個 | 300個 |
無料SSL | ● | ● | ● |
MySQL(データベース) | × | 50個 | 100個 |
クイックインストール | × | ● | ● |
メールサポート | ● | ● | ● |
電話サポート | ● | ● | ● |
※詳しい機能比較は、さくらのレンタルサーバ(公式サイト)でご確認ください。
ロリポップとさくらのレンタルサーバの料金・スペックを比較した結論
ロリポップもさくらのレンタルサーバも、プランが豊富なので、予算やスペックに合わせて選びやすいです。
月額料金が近い、ロリポップの[ハイスピードプラン]とさくらのレンタルサーバの[スタンダードプラン]で比較すると、料金もスペックもほぼ同じです。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
ロリポップとさくらのレンタルサーバの高速化・安定性を比較
ロリポップとさくらのレンタルサーバの高速化・安定性を比較しました。
ロリポップの高速化・安定性
ロリポップでは、「LiteSpeed Cache」により、WordPressサイトをさらに高速化できます。
(※[ハイスピードプラン]と[エンタープライズプラン]限定の機能です)
「LiteSpeed Cache」とは、LiteSpeedのWebサーバーで利用できるキャッシュ機能です。
利用したいWebサイトに専用のWordPressプラグインをインストールし、有効化することでサイトを高速化し、表示速度を大幅に短縮できます。
ロリポップの高速環境に「LiteSpeed Cache」のキャッシュ機能が加わることで、約2倍の高速化が実現できます。
さくらのレンタルサーバの高速化・安定性
さくらのレンタルサーバは、PHP7や高速Webサーバーnginxの導入などにより、WordPressが従来より最大16倍も高速化させることを実現しています。
そして、アクセスが集中しても、安定してWebサイトを表示できるようにもしています。
WordPressサイトは表示速度が遅くなりがちですが、さくらのレンタルサーバなら高速化対策されているので、安心して利用することができます。
また、[スタンダードプラン]以上限定ですが、CDNを無料で利用できます。
CDNとは、高速かつ安定したコンテンツ配信を実現できる、大量データ配信に特化したシステムを提供する技術です。
ロリポップとさくらのレンタルサーバの高速化・安定性を比較した結論
ロリポップもさくらのレンタルサーバも、プランによって搭載されている高速化機能が異なります。
月額料金¥500位で利用できるプランで比較すると、ロリポップの[ハイスピードプラン]が一枚上手です。
高速化・安定性にこだわりたい人には、ロリポップの[ハイスピードプラン]がオススメです。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
ロリポップとさくらのレンタルサーバのWordPress関連機能を比較
ロリポップとさくらのレンタルサーバのWordPress関連機能を比較しました。
ロリポップのWordPress関連機能
ロリポップは、WordPressを快適かつ安全に使えるように、以下の機能が用意されています。
WordPress簡単インストール | 本来は面倒で、初心者には少し難しいWordPressのインストールを、誰でも簡単にできる機能です。 |
---|---|
MySQL5(データベース) | データベースは、WordPressサイト作成に必要な要素です。 1つのWordPressサイトにつき、1つのデータベースが要ります。 |
WordPress簡単引っ越し | 初心者には難しい、WordPressサイトを他社サーバーからロリポップに移すことが簡単にできる機能です。 |
海外アタックガード | 不正アクセスは、海外のIPアドレスからされることが多いです。 WordPress管理画面など特定のアクセスを、海外のIPアドレスのみ制限できます。 |
Webサイト高速化対策 | 表示が遅くなりがちなWordPressでも快適に使えるよう、最新技術で高速化されています。 |
さくらのレンタルサーバのWordPress関連機能
さくらのレンタルサーバの主なWordPress関連機能は、以下の通りです。
- WordPressのクイックインストール
- MySQL(データベース)
- WordPressセキュリティ設定
- WordPress高速化機能
「クイックインストール」機能は、管理画面にて必要な情報を入力してからボタンを押せば、最短1分でWordPressのインストールが完了します。
WordPressを始めるハードルが一気に下がるので、初心者でも気軽にWordPressサイト構築に取り掛かれます。
ロリポップとさくらのレンタルサーバのWordPress関連機能を比較した結論
ロリポップとさくらのレンタルサーバ、どちらもWordPress関連の機能が充実しています。
しかし、さくらのレンタルサーバには、ロリポップにはある「WordPress簡単引っ越し」機能がありません。
他のレンタルサーバーで運営中のWordPressサイトを、新しいレンタルサーバーに移行したい人は、ロリポップを選んだ方が良いです。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
ロリポップとさくらのレンタルサーバのセキュリティ対策を比較
ロリポップとさくらのレンタルサーバのセキュリティ対策を比較しました。
ロリポップのセキュリティ対策
ロリポップでは、以下のように、様々なセキュリティ対策がされているので安心です。
ウイルスチェック | サーバーにアップロードしたファイルや、メールを自動的にウイルスチェックしています。 |
---|---|
WAFによる脆弱性対策 | Webサイトの脆弱性を突いた攻撃へ対するセキュリティ対策の1つです。 |
海外アタックガード | 海外IPアドレスからの特定のアクセスを制限し、Webサイト乗っ取りなどの不正アクセスを防止する機能です。 |
独自SSL | サイト全体でSSLによる通信データの暗号化を行い、サイトを保護する機能です。 |
パソコン用ウイルス対策ソフト | 有料オプションとして、月額¥550~ で最大10デバイスまで使うことができる、総合セキュリティソフトを提供しています。 |
さくらのレンタルサーバのセキュリティ対策
さくらのレンタルサーバでは、以下のようなセキュリティ対策がされています。
WAF | 従来のファイアウォールやIDS、IPSでは防御できなかった攻撃を検知し、ブロックする機能です。 |
---|---|
国外IPアドレスフィルタ | 不正アクセスなどの悪質な攻撃は、国外のIPアドレスからされることが多く、国外からの不正なアクセスを防ぐことで、セキュリティを強化することができます。 |
Web改ざん検知サービス | Webサイトを毎日巡回し、改ざんされていないかをチェックするクラウドサービスです。 |
独自SSL | お問い合わせフォームなどから送信される通信データを保護できます。 |
ロリポップとさくらのレンタルサーバのセキュリティ対策を比較した結論
ロリポップとさくらのレンタルサーバ、どちらも万全のセキュリティ対策がされています。
しかし、ロリポップには、さくらのレンタルサーバにはない「ウイルスチェック」があるので、ロリポップの方が少し優位です。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
ロリポップとさくらのレンタルサーバのサポート体制を比較
ロリポップとさくらのレンタルサーバのサポート体制を比較しました。
ロリポップのサポート体制
ロリポップには以下のサポートがあります。
- オンラインマニュアル
- メールサポート / チャットサポート
- 電話サポート(※スタンダードプラン以上)
- ホームページ制作サービス
- 設定おまかせサポート
ロリポップは[スタンダードプラン]以上のみ電話サポートがあります。
[スタンダードプラン]より下のプランは電話サポートなしですが、月額料金が格安なので仕方ないです。
そして、エックスサーバーと同じく有料オプションですが、設定代行やホームページ制作の依頼も可能です。
さくらのレンタルサーバのサポート体制
さくらのレンタルサーバには以下のサポートがあります。
- さくらのサポート情報
- メール・チャットサポート
- 電話サポート(コールバック予約)
基本的なサポートはそろっているという感じです。
ロリポップとさくらのレンタルサーバのサポート体制を比較した結論
ロリポップとさくらのレンタルサーバ、どちらも電話サポートがありますが、少し内容が異なります。
ロリポップでは[スタンダードプラン]以上のみ電話サポートがあるので、[ライトプラン]以下の格安プランは電話サポートがありません。
それに対して、さくらのレンタルサーバでは、月額¥128~の[ライトプラン]も含めた全プランで電話サポートが用意されています。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
ロリポップとさくらのレンタルサーバのメリット・デメリット
ロリポップとさくらのレンタルサーバのメリット・デメリットを比較しました。
ロリポップのメリット・デメリット
ロリポップのメリット・デメリットは以下の通りです。
詳しくは、関連記事『ロリポップの評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!』で解説しています。
メリット
- 目的・用途・予算に合わせて選べるプランが豊富
- 月額料金が安く¥99から利用できる
- 初心者でも使いやすい管理画面
- 月額¥500以下で使えるサーバーで最高クラスの性能
- 「LiteSpeed Cache」でWordPressをさらに高速化
- 爆速にこだわった[ハイスピードプラン]が月額¥550から利用できる
- 低価格なのに大容量なので複数サイトでも余裕
- 1ヶ月あたりの転送量の上限が無制限
- WordPressを快適かつ安全に使える
- 他社サーバーからWordPressサイトを簡単に移せる
- セキュリティ対策がしっかりされている
- 無料でSSL化できる
- 1つの契約で複数のホームページ運営ができる
- 電話がサポートもある(※スタンダードプラン以上)
- 「ブログ収益化・副業スタートパック」がブログの収益化を応援
- 10日間の無料お試し期間がある
デメリット
- エコノミープランではWordPressが使えない
- エコノミープランとライトプランでは電話サポートがない
- 自動バックアップ機能が有料
- アダルトサイトの運営は不可
さくらのレンタルサーバのメリット・デメリット
さくらのレンタルサーバのメリット・デメリットは以下の通りです。
詳しくは、関連記事『さくらのレンタルサーバの評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!』で解説しています。
メリット
- 月額131円からの低コストで使える
- WordPressが従来より最大16倍に高速化
- WordPressを簡単インストールできる
- セキュリティ対策がしっかりしている
- 無料SSLサーバー証明書を使える
- テストサイトを簡単に作成できるバックアップ&ステージング
- 自動的にバックアップできるので万が一の際も安心
- モリサワWebフォントが無料で使える
- さくらぽけっととで空き容量を活用できる
- リソースブースト機能でリソース不足を緩和できる
- 全プランで電話サポートがある
- 2週間の無料お試し期間がある
デメリット
- 途中でプラン変更ができない
- WordPressのインストールが少しだけ手間が掛かる
- 独自ドメインは別途、有料で取得する必要がある
- プランや申し込んだ時期によって高速表示できない場合がある
- アダルトサイトの運営は不可
ロリポップとさくらのレンタルサーバ、どっちを選べばいい?
ロリポップとさくらのレンタルサーバを比較して「結局、自分はどっちを選べばいい?」となっている人も多いと思います。
そこで、タイプ別にロリポップとさくらのレンタルサーバのどちらがオススメかを解説します。
ロリポップがオススメな人
ロリポップがオススメな人は以下の通りです。
- 月額500円程度の料金で最高クラスの性能を求めている。
- とにかくサーバー代を安く抑えたい。
- 初心者に優しい管理画面が良い。
ロリポップは、月額¥500程度の格安レンタルサーバーの中で、最高クラスの性能を備えています。
できるだけサーバー代を安く抑えたいけど、性能を妥協したくない人にはロリポップがオススメです。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
さくらのレンタルサーバがオススメな人
さくらのレンタルサーバがオススメな人は以下の通りです。
- 月額費用は極力抑えたいけど、信頼できるサーバーを使いたい。
- 高速表示や安定性に優れたサーバーが良い。
- テストサイトを簡単に作成できるレンタルサーバーが良い。
- 急激なアクセス数増加に対応できるサーバーが良い。
さくらのレンタルサーバは、月額¥500位でWordPressサイトを複数運営することができます。
本番の変更前にテストサイトを簡単に作れる「バックアップ&ステージング機能」や、急激なアクセス数増加に対応できる「リソースブースト機能」が特徴的です。
バックアップ&ステージング機能やリソースブースト機能に魅力を感じる人は、さくらのレンタルサーバがオススメです。
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
ロリポップとさくらのレンタルサーバを比較したまとめ
今回は、ロリポップとさくらのレンタルサーバを徹底比較しました。
ロリポップとさくらのレンタルサーバはよく比較されますが、各サービスのメリットやデメリットも知った上で選びましょう。
選び方を簡単にまとめると・・・
月額¥500位で高性能サーバーを使いたい人には、基本的にロリポップがオススメです。
ただし、バックアップ&ステージング機能やリソースブースト機能など、ロリポップにはない機能に魅力を感じる人には、さくらのレンタルサーバがオススメです。
⇒ ロリポップ!(公式サイト)
⇒ さくらのレンタルサーバ(公式サイト)
なお、それぞれのメリットやデメリットなどについては、以下の記事で徹底解説しています。