ホームページ制作の失敗10例!失敗しないための対策4つ
ホームページ制作では、どんな失敗があるの?
ホームページ制作で失敗しないための対策はある?
今回は、ホームページ制作の失敗に関する、上記のような疑問にお答えします。
本記事の内容
- ホームページ制作の失敗例
- ホームページ制作で失敗しないための対策
本記事の執筆者
こんにちは、ホームページ自作ラボ管理人のリュウです。
私は、現役のWebデザイナーとして、ホームページ制作会社の代表をしています。
本記事は、以下のような人にオススメです
- ホームページ制作で失敗したくない
- ホームページ制作前の心構えを知りたい
本記事を読むことで、ホームページ制作の失敗例について知ることができ、あなたがホームページ制作で失敗しないための対策を知ることができます。
結論を先に言うと
ホームページは、作り始める前の準備が肝心です。
ホームページを制作する目的に合った制作方法を選べるかどうかで、8割がた成否が決まるからです。
本記事でご紹介した失敗例と同じことにならないよう、スタート前の準備をしっかりしましょう。
では、ホームページ制作の失敗について徹底解説していきます!
ホームページ制作の失敗10例
あなたが同じ失敗をしないためにも、失敗例を知ることは大切です。
ホームページ制作における失敗例について解説します。
掛かってきた営業電話の制作会社に依頼して失敗
新規顧客開拓の手段として「テレアポ」を活用しているホームページ制作会社もあります。
テレアポとは「テレフォンアポインター」の略で、お客様に営業電話を掛けて、訪問や商談などのアポイントを取る仕事です。
テレアポは、テレアポ専門のスタッフの場合もあれば、営業マン自らの場合もあります。
営業電話すべてが悪い訳ではないのですが、テレアポ切っ掛けで契約したことで「結果的に失敗だった」というケースも少なくありません。
理由としては、テレアポでは「アポイントを取ること」に必死で、オーバートークをしてしまう傾向があるからです。
また、営業マンは契約を取ることで歩合給が加算されるので、後先を考えず契約を取るために、オーバートークとしてしまいがちです。
営業マンの話を鵜呑みにして契約してしまうと、「営業マンは熱心だったのに、制作物はいまいち」と後悔することになります。
テレアポをしているホームページ制作会社の制作費が、相場より大幅に高額なことも多いです。
営業マンに会っても、その場で契約することは避けた方が良いですね。
期待していたデザインのホームページにならない失敗
ホームページ制作では、「期待していたデザインと違う」という失敗も多いです。
- 制作実績をちゃんと確認していなかかったので、契約後にデザインを出してもらったら、期待していたデザインとは全然違っていた。
- 契約前に見せてもらった制作実績では、良い感じのデザインがたくさんあったのに、実際に作ってもらったホームページは違う。
- デザイン確認がなく、できあがったホームページを見たら、イメージしていたものと全然違っていた。
デザインの失敗でも色々なケースがありますが、契約前の確認不足が原因であることが多いです。
依頼を検討している制作会社の制作実績を、予め確認しておきましょう。
自分が希望しているデザインに近い参考サイトを提示して、そのようなデザインが可能なのかも確認しておいた方が良いですね。
ホームページのデザインにこだわりすぎて失敗
ホームページ制作で、デザインにこだわりすぎてしまうのは失敗の原因になり得ます。
「デザインは大切だから、こだわって悪いことないでしょ?」と思われるかもしれません。
しかし、ホームページで一番大事なのは、デザインではなくコンテンツです。
デザインばかりに意識が行ってしまい、コンテンツがおろそかになると、ホームページ制作の目的を達成することができないかもしれません。
デザインは思っている以上に、ユーザーは気にしておらず、デザインにこだわるのは自己満足にすぎないのです。
一定以上のデザインクオリティがあれば大丈夫なので、デザインにこだわる時間があるなら、より良いコンテンツになるよう力を注ぎましょう。
お問い合わせなどの成果につながるかは、ホームページに載っている内容が大きく関係します。デザインは普通であれば良く、信頼感があれば大丈夫です。
デザインにこだわり続ける時間があるなら、内容にこだわった方が、成果につながりますよね。
ホームページ制作会社に丸投げして失敗
ホームページ制作会社は「ホームページ制作のプロ」ではあります。
しかし、あなたの事業や、あなたが作りたいと考えているホームページについては、制作会社はよく分かっていません。
そこで、事業内容や作りたいホームページについては、あなたが制作会社にしっかり伝える必要があります。
つい「制作会社に任せているから」と、依頼後は丸投げしてしまいがちですが、そのような姿勢では良いホームページは作れません。
それなりに見栄えは良いけど、中身の薄いホームページになってしまいます。
制作会社としては、丸投げされてしまうと、どこにでもある一般的な内容を載せておくしかなくなります。
一般的な内容では、競合他社との違いがよく分からず、成果につながるかは疑問ですね。
ホームページ制作自体が目的になって失敗
ホームページを制作するのは「集客のため」や「人材採用のため」など、何か目的があるはずです。
その目的を達成させるための「手段」としてホームページを制作するのではないでしょうか。
しかし、いざホームページ制作を始めると、本来の目的を見失い「ホームページ制作自体が目的」になってしまうことがあります。
また、「競合他社もホームページを持っているから」「とりあえずホームページはあった方が良い」などと考えて、ホームページ制作自体が目的になっている場合も少なくないです。
それでは当然、目的達成のためのホームページ制作はできません。
何か事情があって「ホームページが存在することが目的」の場合以外は、ホームページの目的達成のために作って行きましょう。
ホームページ完成後の運用を見据えて作らないと、高い制作費が無駄になりますよね。
社内でホームページ制作の方向性がまとまらず失敗
ある程度の規模がある会社などで起こりがちですが、部署や役割によって、ホームページに期待するものが異なることがあります。
立場によってホームページに期待するものが異なること自体は仕方ないのですが、それを上手く取りまとめできるかが問題です。
バラバラの意見をそのまま制作会社に伝えてしまうと、制作会社もどうすれば良いのか困ってしまい、進む方向が分からなくなります。
特に困るのは、途中で二転三転、方向性が変わることです。
途中で変わることで無駄に手間が掛かるだけでなく、変更内容によっては別途費用が発生する場合もあります。
ホームページ制作会社との窓口になる担当者が、しっかり取りまとめ、会社の意見として制作会社に伝えることが大切です。
途中で二転三転、ホームページの方向性が変わるのは、制作会社としては結構迷惑です。
そういうクライアントは、完成後も迷走してしまい、ホームページ運営が上手く行かないかもしれませんね。
ホームページ制作を格安で依頼して失敗
ホームページ制作をプロに依頼する費用は、制作会社によって大きく異なります。
全部で数ページのホームページであっても、10万円以下の会社もあれば、50万円以上掛かる場合もあります。
制作費はできるだけ安く抑えたいと考えるのは当然だと思いますが、安い会社を安易に選ぶと失敗するかもしれません。
やはり、安い制作会社には「安いなりの理由」があります。
10万円の会社と、50万円の会社のホームページのクオリティが同じということは考えにくいです。
格安の会社はデザインテンプレートを使用するなどして、デザインの工程を省いていたりするなど、安くできる理由があります。
安くてクオリティの低いホームページができたのであれば、それは「安かった」のではなく、価格相応のホームページができただけになります。
格安のホームページ制作会社に期待しすぎは禁物ですね。
格安でホームページ制作をプロに依頼するぐらいなら、ホームページ作成サービスで自作するのがオススメです。
知り合いにホームページを作ってもらって失敗
知り合いにホームページを作ってもらって失敗した話は、よく聞きます。
知り合いすべてが悪い訳ではなく、依頼した知り合いのスキルなどにもよります。
ホームページ制作を知り合いに依頼する理由は、「知り合いだから安心できる」「知り合いだけら安く作ってくれる」などが多いのではないでしょうか。
中には「無料で作ってもらった」という人もいますが、無料でも「失敗した」と後悔されているケースもあります。
「知り合いだから安心」というメリットがある一方、「知り合いだからこそ、遠慮して修正指示ができなかった」「無料で作ってもらっているから文句は言えない」となるデメリットもあります。
結果的にイマイチなホームページができてしまい、少しすればリニューアルする人も多いです。
知り合いが無料で作ってくれたホームページなら、気に入らなくても言いにくいですね。
知り合いに作ってもらったけど上手く行かず、結局、プロに依頼するパターンも多いです。
ホームページ完成後の運営のことを考えずに失敗
ホームページの完成がゴールになってしまうと、失敗する可能性が高くなります。
ホームページは目的達成のためのツールにすぎないので、ホームページが完成して初めてスタートラインに立てることを忘れてはいけません。
具体的には、以下の2つを考えていないことによる失敗です。
- ホームページの更新など運営方法について考えていなかった。
- ホームページ運営に掛かる費用について考えていなかった。
どちらも、ホームページ制作自体が目的になってしまっている場合に起こりやすいです。
完成後の運営も見据えたホームページ制作をしておかないと、上手く活用できずに「ホームページがあるだけ」で終わってしまいます。
頻繁に更新したいのに、更新の度に費用が掛かるから更新できないなら、ホームページを活用しきれません。
頻繁に更新する箇所は、自分でも簡単に更新できる仕組みを構築してもらった方が良いですね。
ホームページを作らなくて失敗
「ホームページ制作の失敗」とは少し話がズレてしまうかもしれませんが、逆に「ホームページを作らなくて失敗」というパターンもあります。
起業し始めて間もない頃にありがちですが、「いつかは作ろう」「忙しさが落ち着いたら作ろう」と思ったまま、先延ばしにして作っていないという状況です。
ホームページがないために、集客や問い合わせなどの機会損失をしてしまうなど、「もっと早く作っておけば良かった」と後悔する失敗です。
制作費がネックでホームページ作成を先延ばししている人もいますが、ホームページ作成サービスを利用すれば月額¥1,000位でもホームページを持てます。
予算はないけどプロに依頼したい場合は、まず自作しておいて、予算が取れるようになってからリニューアルすれば良いですね。
ホームページ制作で失敗しないための対策4つ
ホームページ制作の失敗例を教訓とした、ホームページ制作で失敗しないための対策について解説します。
ホームページを制作する目的を明確にする
ホームページを制作する目的を明確にすることは、失敗しないために一番大切なポイントです。
ここが明確でないと、ホームページ制作の方向性がブレてしまい、ホームページ制作自体が目的化してしまうことになってしまいます。
もし、社内でホームページ制作の目的が統一されていない場合は、依頼前に意思の統一を図っておきましょう。
ホームページは制作する目的によって、サイト構成などが変わります。また、プロに依頼した方が良いのか、自作した方が良いのかなども変わってきます。
目的がハッキリしていないのに作り始めて、上手く行く訳がないですよね。
安易な理由でホームページ制作会社を選ばない
「知り合いだから」「安いから」などの安易な理由で、依頼するホームページ制作会社を決めるは辞めましょう。
決して「知り合いに依頼すること」や「安い制作会社に依頼すること」がすべて悪いという訳ではありません。
しかし、安易な理由で決めたために、ホームページ制作の目的を達成できない可能性があるので、少し慎重になった方が良いです。
ホームページを作る目的を達成できる制作会社を選びましょう。
ホームページは、頻繁にリニューアルする訳にもいかないので、慎重に選びたいですね。
ホームページ制作会社に丸投げしない
ホームページ制作会社に丸投げして、良いホームページができる訳がありません。
できたとしても、見栄えが良いだけで、自社の強みが分からない、中身の薄いホームページです。
制作業務自体は制作会社が行いますが、「どのようなホームページにしたいか」や「何を載せるか」などは積極的に制作会社に伝え、段階ごとに確認するようにしてください。
ホームページ制作は、フォーズごとに確認するタイミングがあります。しっかり確認して、修正してもらいたいことを伝えましょう。
そのフォーズで伝えておかないと、あとから変更できないこともあるので、手間を惜しまず確認しておく必要がありますね。
デザインにこだわりすぎず内容を重視する
ホームページを作るときに、デザインばかり重視してしまいがちですが、一番大切なのは中身です。
ホームページを訪れるユーザーにとって有益な内容なのか、分かりやすく載せてあるか…など、考えなくてはいけないことが、たくさんあります。
デザインにこだわりすぎて、見栄えの良いホームページが完成しただけでは、ただの自己満足で終わってしまいます。
デザインも一定のクオリティは必要ですが、それよりも内容を重視したホームページを作りましょう。
自社のこだわりや強みがサイト訪問者に伝わるのか、内容重視で作りましょう。
見栄えだけ良くて中身が薄いホームページでは、せっかく作る意味がないですよね。
ホームページ制作の失敗例&失敗しないための対策のまとめ
今回は、ホームページ制作の失敗例&失敗しないための対策について徹底解説しました。
ホームページは、作り始める前の準備が肝心です。
ホームページを制作する目的に合った制作方法を選べるかどうかで、8割がた成否が決まるからです。
本記事でご紹介した失敗例と同じことにならないよう、スタート前の準備をしっかりしましょう。