ホームページのページ構成の決め方【よくあるページも紹介】
ホームページのページ構成はどうやって決めたらいいの?
ホームページでよくあるページを知りたい。
今回は、ホームページのページ構成に関する、上記のような疑問にお答えします。
本記事の内容
- ホームページのページ構成を決める手順
- ホームページでよくあるページ
本記事の執筆者
こんにちは、ホームページ自作ラボ管理人のリュウです。
私は、現役のWebデザイナーとして、ホームページ制作会社の代表をしています。
本記事は、以下のような人にオススメです
- ホームページのページ構成を決める手順を知りたい。
- ホームページでよくあるページを知って、自分のホームページの参考にしたい。
本記事を読むことで、自分のホームページに必要なページ構成を検討することができます。
結論を先に言うと
ページを決めても、ホームページが完成して運営している中で、ページを追加・削除することができます。
まずはスタート時点で必要なページを決めてしまい、本格的に作成開始しましょう。
では、ホームページのページ構成について徹底解説していきます!
なぜ先にホームページのページ構成を決めるのか?
「さあホームページを作るぞ!」となったとき、まずトップページを作り、思い付いた順に、他のページを作って行きがちです。
そうではなく、なぜ先にページ構成を決めないといけないのでしょうか。
例えば、家を建てるときに、いきなり建築工事を始めるのではなく、先に間取り図などの設計を確定させます。
それと同じでホームページを作るときも、いきなり作成作業を始めるのではなく、まずはページ構成を決めなくてはいけません。
行きあたりばったりで作成を進めていると、ホームページ完成までに二度手間三度手間となり、無駄に労力を掛けることになってしまうでしょう。
それだけでなく、完成して全体を見てみると、情報がゴチャゴチャになっていて、解りにくいホームページになってしまう可能性もあります。
予めページ構成を決めておくことで、載せる情報が整頓されたホームページをスムーズに作成できます。
ホームページのページ構成を決める手順
具体的に、どのような手順でページ構成を決めれば良いのか解説します。
ホームページのページ構成を決める手順は、以下の通りです。
- 同業他社のホームページを調査する
- 必要なページをリストアップする
- リストアップしたページの取捨選択をする
- 取捨選択して残ったページをカテゴリー別に分類する
- 分類したページの階層を考えてサイトマップを作成する
1. 同業他社のホームページを調査する
どのようなページを作るのか既にイメージが湧いているのであれば良いのですが、そうでない場合、同業他社のホームページを参考にすることをおすすめします。
同業他社のホームページは「業種名 地域名」で検索すると、すぐ見つけることができます。
例えば「整骨院 横浜」「リフォーム 名古屋」という検索ワードです。
同業他社のホームページを見てみると、自分では思い付かなかったようなページを発見できるかもしれません。
そうすれば、「同業他社ではよく載せているのに、自分のホームページには無い。」というようなことも避けられます。
また、同業他社では載せていないけど、差別化するために自分のホームページでは載せたい内容に気付くヒントが得られるかもしれません。
2. 必要なページをリストアップする
まずは必要なページを、思い付くだけリストアップしてください。
綺麗な資料を作る必要はなく、手書きで思い付くままに書き出していただいて大丈夫です。
このあとのステップで取捨選択するので、今の段階では「要る」「要らない」を深く考える必要はありません。
要らないかもしれないけど思い付いたページがあるなら、ひとまず書いてください。
3. リストアップしたページの取捨選択をする
リストアップしたページの中で、「よく考えたら要らないな」というページを消してください。
いずれは作りたいけど、初期段階では作らない(作れない)ページは一旦、残しておきましょう。
例えば、「お客様の声」や「導入実績」など、起業したてでは作成できないページです。
また、リストアップしたページの中で、1つのページにまとめた方が良いページがあれば、まとめてしまいましょう。
例えば、「会社概要」というページと「会社沿革」というページを、1つの「会社案内」というページにまとめる…などです。
4. 取捨選択して残ったページをカテゴリー別に分類する
取捨選択した結果、残ったページをカテゴリー別に分類します。
例えば、「募集要項」「ある社員の一日」「先輩社員インタビュー」「応募フォーム」は同じ「採用情報」というカテゴリーにまとめられます。
ページが少なくて、カテゴリー別に分類するほどでもない場合は、この作業は不要です。
そして、無理にどこかのカテゴリーに属させる必要はなく、独立したページが複数あっても大丈夫です。
もし、1つのカテゴリーとしてまとめられるページがあれば、まとめましょう。
5. 分類したページの階層を考えてサイトマップを作成する
カテゴリー別に分類できたページは、階層を考えてサイトマップにしましょう。
階層とは、トップページを起点とした、ページの上下関係のようなものです。
サイトマップは、トップページを頂点としたツリー構造で表されます。
例えば、「採用情報」というページがトップページの下にあるとします。
「採用情報」ページを見ると、「募集要項」「ある社員の一日」「先輩社員インタビュー」の3つのページへのリンクがあり、さらに下のページへ移動できます。
それぞれのページの上下関係を明確にしたサイトマップができれば、ページ構成を決める作業は終わりです。
ホームページでよくあるページ
一般的なホームページでよくあるページは、限られています。
下記に例をリストアップしたので、参考にご覧ください。
会社・店舗についてのページ
会社や店舗についての情報を載せるページです。
小規模なホームページであっても、ほとんどのホームページで載せてある内容です。
- 会社(店舗)案内
- 会社(店舗)概要
- 会社(店舗)までのアクセス情報
- 企業理念
- 会社沿革
- 社長メッセージ
事業内容についてのページ
事業内容について紹介するページです。
大まかに載せただけのページから、事業ごとにページを用意して詳しく載せている場合など様々です。
会社・店舗としての強みやこだわりをアピールするページを設けている場合もあります。
- 事業内容
- 弊社(当店)の強み / 弊社(当店)のこだわり
商品・サービスについてのページ
事業内容の紹介から踏み込んで、具体的に商品(もしくはサービス)を紹介するページです。
文字だけでなく、写真を使った方が商品(もしくはサービス)のイメージがわき、成果につながりやくすなります。
- 商品(サービス)案内
- 商品(サービス)の特徴 / 商品(サービス)のこだわり
- 各商品(サービス)の詳細情報
- サービスの流れのご案内
- 商品(サービス)の購入(申込)方法のご案内
- 料金案内 / メニュー
実績をアピールするページ
初めて訪れたユーザーにも信頼してもらえるよう、「お客様の声」や「実績」を載せることは定番です。
無いよりは有った方が、集客やお問い合わせにつながる可能性を高めることができます。
- お客様の声
- 導入実績
- メディア掲載実績
- ヘアカタログ / ネイルカタログ
採用についてのページ
採用についてのページです。
簡単に募集要項を載せておくだけでなく、自社で働くメリットを訴求し、「働くイメージ」を持ってもらえる内容にすることで、より良い人材の応募につなげましょう。
- 募集要項
- 応募から採用までの流れ
- 先輩社員メッセージ / 先輩社員インタビュー
- ある社員の1日
- 職場環境紹介 / オフィス紹介
- よくある質問
- 応募フォーム
規約関係のページ
お問い合わせなどの送信フォームを設置してあるホームページであれば、プライバシーポリシーは必須と言えます。
ホームページの内容によっては、「サイト利用規約」や「免責事項」も必要です。
- プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
- サイト利用規約
- 免責事項
その他のページ
その他で、よくあるページです。
- よくある質問
- お問い合わせフォーム
- スタッフブログ
- お知らせ(ブログ形式)
ホームページのページ構成 まとめ
今回は、ホームページのページ構成について徹底解説しました。
ページ構成が決まれば、ホームページ作成のゴールがより明確にイメージできるでしょう。
ページを決めても、ホームページが完成して運営している中で、ページを追加・削除することができます。
まずはスタート時点で必要なページを決めてしまい、本格的に作成開始しましょう。